映画と愛に関してもう一度考える
2020年の四季を通じて 福岡・山口で撮影された花野純子の自主映画作品です。ファンタジックな世界観が広大で叙情的に描かれています、繊細な感情を揺さぶる感動のサイレント映画です。2021年2月に福岡市美術館で公開されました。(42分)
STORY
主人公の桐明は犯罪に巻き込まれて死んだが、黄泉の川を渡らず異世界を彷徨っていた。
恋人のルイも犯罪の道連れになり同じ日に死んだが、死後はカラスに転生し桐明を弔い続けていた。
無念の桐明は亡霊になって現世に戻り、カラスに転生したルイと再会。
ルイと死後も共にいたいと、カラスを抱いて黄泉の川を渡ろうとした途端、カラスは粉砕し、魂だけが空高く飛び立った。
愛した人と別れ見送る事が、解放される事と悟る桐明。
天高く飛ぶルイの姿に、笑顔で手を振った途端、桐明はもう黄泉の川を渡って、金色の光に包まれていた。
CAST
花野純子 Junko Hanano
石田美紀 Miki Ishida
STAFF
監督・脚本・編集 花野純子
製作・撮影監督 花野孝史
撮影助手・美術助手・スチール 山下木綿子
助成 (公財)福岡市文化芸術振興財団「FFACステップアップ助成プログラム採択事業」
後援 福岡市 (公財)福岡市文化芸術振興財団